雨漏りは「直す」より前に、やる順番が決まっています。①受け止める ②記録する ③誰に連絡するか決める ④業者を選ぶ。 この順番を飛ばすと、原因が分からないまま高い工事をしたり、保険の対象だったのに証拠がないことになります。
工具は要りません。家にあるもので足ります。
落ちてくる場所にバケツ。床はタオル・雑巾・新聞紙。天井から吊るす場合は、穴を開けない。穴を開けると、あとで「どこから漏れたか」を調べる手がかりが消えます。
①染み全体 ②寄りの1枚 ③床に落ちた水滴 ④室外の同じ場所の下(軒先・外壁)。撮影日時が残る形で撮ってください。スマホの標準カメラで十分です。時刻が見える画面のスクリーンショットも有効です。
借家なら、まず貸主(大家)または管理会社へ。勝手に修繕すると原状回復の費用負担でもめます。分譲マンションなら、管理組合・管理会社へ。屋根や外壁は共用部分のことがあります。
雨の日・濡れた屋根・脚立。この3つが重なる転落は、毎年起きています。自分で屋根に上がって確認しない。ブルーシートも、上がって張るのは同じ危険があります。地上から届く範囲に留めてください。
多ければいいわけではありません。あとで説明できる構図が要ります。
| No | 撮るもの | なぜ要るか |
|---|---|---|
| 1 | 室内の染み(全体) | 範囲と位置が分かる。畳・家具との位置関係も入れる |
| 2 | 同じ染みの寄り | 色・形・広がり方。1枚目と対で説明できる |
| 3 | 水滴を受けている状態 | 「今も漏れている」ことの証拠。日時が効く |
| 4 | 室外の同じ位置の下(軒先・外壁・バルコニー) | 内外を対応させると、原因の候補が絞れる |
| 5 | 雨水が溜まった箇所・樋の状態 | 詰まりや溢れが原因のことがある |
同じ場所を、晴れた日にもう一度撮ってください。雨の日と晴れの日で、染みの見え方が変わります。この2枚が揃うと、説明が一気に楽になります。当社の「建物現況記録」は、この作業を代わりに行い、日付と寸法をつけて票にまとめるものです。
これは憶測ではなく、国の相談統計に出ている話です。
| 数値 | 内容 |
|---|---|
| 2,885件 | 2022年度の「屋根工事の点検商法」に関する相談件数(全国の消費生活センター等) |
| 約3倍 | 2018年度(923件)との比較。過去5年で最多 |
| 8割超 | 契約当事者のうち60歳以上の割合 |
出典:国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」2023年10月11日公表
実際には近所で工事をしていないケースが相談事例にあります。工事の挨拶は、本来あなたの家の用事ではありません。
不安をあおる言い方が典型とされています。写真を見せる場合も、それがあなたの家のものかを確認してください。
保険金の可否を判断できるのは保険会社です。国の注意喚起でも、このトークには注意するよう書かれています。
屋根→外壁→床下と、次々に別の工事を勧誘する型が報告されています。1回の訪問で決めない。
断り方は、一文で足ります。「今は決めません。家族と相談します。」これだけです。訪問販売は、法定書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができる場合があります(条件があります)。契約してしまった場合も、諦める前に相談してください。
業者に聞く前に、ここへ聞く。
| 窓口 | 電話 | 何を聞けるか |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188(いやや) | 最寄りの消費生活センターを案内。契約トラブル・クーリングオフ・訪問販売の相談 |
| 住まいるダイヤル 住宅リフォーム・紛爭処理支援センター | 0570-016-100 03-3556-5147 | リフォーム工事の内容・費用・契約に関する相談。公的な第三者機関 |
いずれも国・公的機関の窓口です。当社は紹介する立場で、相談内容に関与しません。
保険は、事故の事実と損害の状態を確認して判断されます。先に直してしまうと、状態が分からなくなります。写真と日付を先に。これは保険のためだけでなく、工事の見積もりを正しくするためにも要ります。
支払可否・金額・等級・契約内容について、判断・助言・交渉・請求代行は行いません(非弁行為の禁止を含みます)。保険会社または保険代理店にご確認ください。当社がお渡しするのは、目視と写真で確認できた事実の記録だけです。
LINEに写真を送っていただくだけで、どこを見るべきかをお伝えします。訪問しません。売り込みもしません。
業者から見積書が出た段階で、数量・単価・追加工事の記載を書面だけで確認します。
日付・部位・寸法・写真をひもづけて、第三者にそのまま渡せる形にします。判断はしません。
当社は工事を請け負える範囲が決まっています。税込500万円未満の軽微な工事のみで、それ以上の規模は建設業許可を持つ専門業者をご紹介します。「直します」と言って、あとから高くなることはしません。
情報基準日 2026年10月29日。統計は公表時点のものです。当社は特定の業者を評価・断定するものではありません。
福岡市博多区博多駅前。
建物の記録、修理・リフォーム(500万円未満)、省エネ、浄水器。
相談・見積書チェック・写真3枚の見立ては0円です。